医院経営を静かに支える力 vol.7
- 周梨
- 7月18日
- 読了時間: 2分
こんにちは。株式会社ジャパンクオリティ 技術顧問の周梨(しゅうり)です。
私は清掃職人として、日々さまざまな道具を使いこなしています。
機械も使いますし、モップやダスターも使います。
ですが、その中でも最も基本であり、
最も大切にしているのが「雑巾掛け(拭き掃除)」です。
■拭き掃除こそ、清掃の“原点”
私自身、たとえば100畳ほどの広さの空間でも、
1時間ほどで、雑巾掛けを丁寧に完了させることができます。
もちろん一人で。それはただ“速さ”を競っているのではありません。
拭き掃除には、空間のすべてを手と身体で感じ取る力があります。
床の微細な凹凸
汚れの質感
湿度や通気の変化
素材ごとの経年劣化の兆し
モップや機械では拾いきれない“情報”を、
雑巾は静かに教えてくれます。
■ビルメンテナンスでも「拭く」は基本中の基本
拭き掃除は、ただの作業ではありません。
清掃業務はもちろんのこと、
ビルや施設のメンテナンス全体の第一歩でもあります。
現場を知りたいなら、まず“拭いてみる”。
どんな素材か
どの汚れが定着しやすいか
どんな使われ方をしているか
それらが「手」でわかるのが、拭き掃除の真価です。 つまり、拭き掃除は現場を理解するための“観察”でもあるのです。 ■最後に:基本を忘れないという信念
世の中の清掃技術は進化し、効率化も進んでいます。
しかし、私はいつもこう思っています。
「最後に頼れるのは、手と雑巾だ。」
どんなに技術が進んでも、
“手で触れ、目で見て、丁寧に拭く”という原点を大切にする。
それが私の信念であり、技術顧問として皆さまにお伝えしたいことです。
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