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医療経営を静かに支える力 vol.8

  • 周梨
  • 7月22日
  • 読了時間: 2分

〜注目される「ドライ清掃」の考え方〜

近年、病院やクリニックの清掃現場で、 特に重視されているのが「ドライ清掃」です。 この方法は、水や液体を使わずに乾いた状態で

汚れやホコリを取り除く清掃方式を指します。


■「ダスター清掃」=乾いた状態での清掃

代表的な道具が、皆さんご存知のクイックルワイパー

このようなシート状のペーパーを使って、

埃や細かい汚れを取り除く作業を、

私たちは「ダスター清掃」と呼びます。


  • 使用する紙:ダスターペーパー

  • 清掃方法:乾拭きでの埃除去=ドライ清掃

水を一切使わず、「濡らさないこと」を徹底するのがこの方式の特徴です。


■なぜ今「ドライ清掃」が重要なのか?

その理由は、ズバリ感染リスクの低減です。

水気が残った床や什器は、

  • 細菌

  • ウイルス

  • カビ

などの繁殖・成長の温床になりやすいとされています。

特に、新型コロナウイルス感染症の流行以降 院内環境の水分管理・乾燥状態の維持には、 以前にも増して高い注意が払われるようになりました。

■しかし、ドライ清掃にも“落とし穴”がある

とはいえ、ドライ清掃=万能ではありません。 この方法にも、いくつかの短所や注意点があります。

たとえば:

  • 付着した油分やこびりついた汚れは取りづらい

  • 定着した菌やアレルゲンには“ウェット清掃”が有効な場合もある

  • 拭き残しや静電気による埃の再付着が起きることもある

つまり、清掃方式は目的や現場の状態に応じて 使い分ける必要があるということです。


■まとめ:「乾かすこと」が“守る”ことになる現場もある

病院やクリニックのように、 清潔さと衛生管理が患者の健康と直結する場所では、 「濡らさない」「乾かす」という考え方が、ひとつの基準になります。

私たちは、清掃とは“汚れを取る”だけではなく、 “リスクを防ぐこと”でもあると考えています。 だからこそ、「ドライ清掃」の意味と限界を正しく理解し、 最適な方法を選ぶ力が必要です。

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